クラウドFRPシステムを提供するマネーフォワード社が、米オープンAIの対話型AIであるChat GPTの機能を使い、会計データから財務課題を抽出し、その課題の解決方法を提案するサービスを開始しました。

これまで中小企業者の財務課題の明確化とその解決方法の提案は、我々のような地域に根付く税理士事務所が、マンパワーでExcelやPowerPointを駆使して分析・提案するのが一般的でした。

マネーフォワード社でもManageboard（マネージボード）による分析ツールをはじめ、他の会計ベンダーも会計ソフトをベースに分析や監査を行えるコンテンツの開発はこれまでもありました。ただ、そのどれもが分析までを行う単なるツールに過ぎませんでしたが、Chat GPTの運用により、その分析結果から明確化された課題を「具体的に」「どのようにして」解決するのかをAIが提案できるステージにきました。

我々もこれまでは分析することに価値があり、その結果を提示することでお客様からご満足頂けていたと考えていました。なぜなら、お客様が抱える課題をお客様と共に考え、共に解決方法を検討することが我々にしかできない支援であると考えていたからです。

この状況は、これまで我々が提供していた分析と提案には、もはや付加価値は無くなったということです。

しかし、この状況が我々にとって悲観的であるかというと、我々は全くそのように考えていません。むしろ、これまでマンパワーで行ってきた分析をAIで自動生成できるということは、よりお客様とのコミュニケーションに時間を割くことができるからです。

我々も世の中の動きに合わせて次のステージに向かってAIとは違う、AIには出来ない支援体制を確立することを常に意識しています。

我々はAIを敵とみるのではなく、「どうすればAIと共存していけるか？」を念頭にAIを駆使してこれまで出来なかったさらなる付加価値支援を提案して参ります。

マウナブルーは、デジタルテクノロジーでバックオフィス効率化を提案するプロ集団です。中小企業者のバックオフィス構築支援はぜひ当社にご相談下さい。